東京都内にはたくさんの歴史観光スポットがあります。

江戸時代の風情や大正のロマンを感じるスポットなど探すと、こんなにも身近にあるんだと気がつきます。

クロスバイクがあれば、気軽に効率よく歴史観光ライドを楽しむことができます。

今回はそんな一例として、五千円札の人物として知られている「樋口一葉」の跡を巡る、

おすすめライドコースをご紹介いたします。

スタート~江戸桜通り~首都高下道

ビアンキストア丸の内店をスタートし、江戸桜通りを目指します。

高架下をくぐるとさっそく「渋沢栄一」像が現れます。

渋沢栄一は、日本の資本主義の父とよばれており、次期一万円札になる人物です。

この像をとおりすぎると、日本銀行本館 ー 三越日本橋店が現れます。

日本銀行本館は明治29年、三越日本橋店は大正3年に作られた建物です。

歴史を感じさせる雰囲気を味わいつつ、首都高下道まで進みます。

ビアンキストア丸の内の最寄り駅「東京駅」は、大正の初めごろの建物

ここから三ノ輪の樋口一葉記念館までまっすぐ走ります。

樋口一葉記念館~鷲神社

上野駅を過ぎて、しばらくすると樋口一葉記念館に着きます。

記念館がある竜泉という場所は樋口一葉が10か月ほど駄菓子屋を営んでいた場所で、この時に

出会った子供たちや遊女の背景から「たけくらべ」「わかれ道」という物語が生まれたそうです。

記念館の近くには実際に住んでいた旧居跡碑と「たけくらべ」の冒頭に出てくる「鷲神社」が

あります。

家族を養うために始めた商売でしたが、うまくいかず、店をたたんで、本郷へ住まいを移しそ

こで小説家として生きること決意したそうです。

カヤバ珈琲~根津 宮の湯跡

竜泉を離れ、上野公園を横切り、菊坂に向かう途中、大正時代の建物がそのまま使用された、

おしゃれな喫茶店「カヤバ珈琲」と、昭和時代に営まれた銭湯を利用した商業施設に「亀の子束子 谷中店」を発見!

思わず、かわいらしいミニ束子を買ってしまいました。。

観光ライドでは、道中に想定外の発見などあり、ついつい寄り道をしてしまいます。

ちょうどお昼時なので、ロマンあふれる建物で昼食とします。

菊坂~終焉の地

途中寄り道をして、たどり着いた先は、明治の名残を残す「菊坂旧居跡」です。

樋口一葉は竜泉で駄菓子屋を始める前に、ここで内職をして暮らしていたそうです。

近くに、たびたび通ったという質屋跡もあり、こうした場所から作品が生まれたのかな?

と雰囲気を味わうことできます。

竜泉での商いをやめた後、再びこの地区に戻り、亡くなるまで作品を作り続けたそうで、

菊坂旧居から少し離れた場所に終焉の地の碑が建てられています。

帰路~夏目漱石旧居跡(猫の家)~上野公園

東京には各地方から人が集まる土地柄なのと、東大をはじめとする学問の中心でもあるので、

日本の文豪たちが残した跡が多数存在しています。

樋口一葉終焉の地より少し離れたところには「夏目漱石旧居跡」があり、ここが有名な「吾輩

は猫である」の舞台でもあります。

上野公園にも「正岡子規記念球場」があったりと、探すといろんな文豪の跡がみつかります。

ぜひ、好きな作家さんがいたら探して巡ってみてください。