前回はOLTRE RC とOLTRE PROのパーツについてまとめましたので今回はフレームの違いについてみていきます。
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フレーム形状
RC、PRO、COMPはすべて同じジオメトリ―が採用されています。
さらにRC、PROは同じフレームモールドに、共通の専用ハンドとなっています。
エアディフレクターやヴォーテックスジェネレーターもRCとPROは同様についています。
最大の違いはフレームの素材にあり、カウンターヴェイルの有無になります。
PROにはハイモジュラスカーボンとカウンターヴェイル（CV）が採用されています。
CVの搭載により多少、重量が増えていますが、乗り心地と高性能さが両立されており、より遠くまで快適に走ることができます。
RCはカウンターヴェイルが搭載されておらずハイモジュラスカーボンを採用しています。
ピュアレーシングバイクとなっており、スピードを求める過酷な状況で走るアスリートのためのバイクとなっています。
レースにおいては快適性よりも剛性の高さや反応性の良さを重視しているようです。
カウンターヴェイルについておさらい
米国マテリアルサイエンス社が開発した繊維強化複合素材。軽さ・剛性といったパフォーマンスを犠牲にせずに振動を除去(振動を抑えるのではなく”除去”)することができる。
ビアンキでは2014年からカウンターヴェイル搭載のバイクがリリースされてきました。
今なお、根強い人気を誇るこのカウンターヴェイル。
今となってはご存じの方も多いと思いますが、ロードノイズ等の振動を最大80％除去することができる素材となっています。
最近のトレンドである、リム幅の広いホイール、太めなタイヤなどで乗り心地が良くなってきましたが、それと合わさることでより快適性が上がっています。
自転車メーカーではビアンキのみ利用している素材です。
カラーリング
視覚的に違うポイントとしてはフレームのカラーリングやロゴの違いがあります。
RCのダウンチューブのBianchiロゴはドライブ側は通常通り入っていますが、反ドライブ側はREPARTO CORSEとなっています。
ロゴはシルバーが使われており、カラーパーターンやラインにはチェレステカラーが使われています。
PROに関しては両サイドともにBianchiロゴが入っています。
全体がブラックグレーになっており、ロゴやカラーパターンにチェレステが入っています。
風を切るようなイメージのカラーパターンが特徴的です。
最後に．．．
今回はOLTRE RC、PROをピックアップして車体の紹介をしました。
違いについてはバッチリおさらいできましたか？
大阪店スタッフもRC、PRO、COMPともに試乗しました。
RCは純粋に速いバイクだと思いました。ペダルを踏めば踏むだけ加速する感覚はこれぞレーシングバイクだなと感じました。
PROはRCと同じ形状のフレームで空力の良さや、前述したカウンターヴェイルの恩恵を強く感じました。ロングライドで長く、速く、快適に走るならこのモデルがいいと感じました。
COMPはコンポーネントの面で重量感を感じましたが、滑らかな加速が特徴的でした。
ステムのみ専用品になっておりハンドルが通常のものを使用、カスタマイズ性や自由度がありポジションを合わせやすいのが魅力的でした。
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