速さを求めた先にある、走ることの楽しさ。
レースだけではもったいない一台。
こんにちは!
待望の新型SPECIALISSIMA PROが入荷してきました!
今回入荷した車体は、鮮やかなチェレステから深みのあるブルーへと切り替わるカラーリングが印象的な一台。
実車を前にすると、写真だけでは伝わりにくいフレームの造形や、細部まで作り込まれたデザインに思わず目が留まります。
SPECIALISSIMAと聞くと、「軽量」「ヒルクライム」「レース」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
もちろん、その認識は間違っていません。
しかし今回は、少し違った視点からこのバイクをご紹介したいと思います。
「レースに出ない人が、SPECIALISSIMA PROに乗ってもいいの?」
答えは、もちろんです。
競技性能を追求して生まれたロードバイクだからこそ、普段のサイクリングにも新しい楽しさを与えてくれる可能性があります。
今回は入荷した実車の写真とともに、その魅力をじっくりご紹介します。
by ビアンキストア大阪店 S山
01|SPECIALISSIMAは、山を登るためだけのバイクではない。
SPECIALISSIMAは、ビアンキの軽量レーシングバイクとして知られてきたシリーズです。
新型では軽量性だけでなく、エアロダイナミクスも追求したオールラウンドな設計が採用されています。
なぜ、軽さだけではなく空力性能まで求めるのでしょうか。
例えば、休日のサイクリング。
街を抜けて峠へ向かい、登り切ったら反対側へ下り、その先に広がる平坦路を走る。
一日のライドには、さまざまな場面があります。
登りでは軽さが魅力になり、平坦路では空気抵抗を抑える設計が生きてきます。
もちろん、実際の走りはライダーの体力や風向き、走行速度によっても変わります。
それでも、登りだけに性能を特化させない設計は、普段のサイクリングでも注目したいポイントです。
「今日は山へ行こう」
「今度は海まで走ってみよう」
そんなふうに、目的地を選ぶ楽しさを広げてくれる一台なのかもしれません。
02|わずか850gのフレーム。その中にある、もう一つの技術。
SPECIALISSIMA PROのフレーム重量は、55cmサイズで850g。
ただ、重量だけではこのモデルの特徴を十分には説明できません。
その理由が、ビアンキ独自の振動抑制技術「Countervail(カウンターヴェイル)」です。
SPECIALISSIMA PROは、フレームとフォークの両方にCountervailを採用しています。
Countervailは、カーボン構造に組み込むことで、路面からの振動を抑えることを目的とした技術です。
では、競技をしないライダーにとって、どんな魅力があるのでしょうか。
例えば、100kmを超えるようなロングライド。
走り始めは気にならなかった路面の細かな凹凸が、後半になると気になることもあります。
路面からの振動を抑える設計は、そうした場面で快適性を考えるうえでも意味があります。
もちろん、疲労や乗り心地はポジション、タイヤの空気圧、走行環境などにも大きく左右されます。
Countervailだけですべてが解決するわけではありません。
しかし、軽さと振動抑制の両方を追求していることは、PROというモデルを理解するうえで大切なポイントです。
速く走るための技術が、長く走る楽しさにもつながっていく。
ここに、SPECIALISSIMA PROならではの魅力を感じます。

03|最高峰RCと同じホイール。その意味とは?

今回、実車を撮影していて、ぜひ注目していただきたかったのがホイールです。
装備されているのは「Reparto Corse RC 49R」。
シリーズ最高峰のSPECIALISSIMA RCにも採用されているカーボンホイールです。
Reparto Corse RC 49R
| 項目 | スペック |
|---|---|
| リムハイト | 49mm |
| リム内幅 | 25mm |
| ホイール重量 | 1,440g ±5% |
| リム素材 | T1000-T800カーボン |
| リム仕上げ | チョップドカーボン・マット |
49mmハイトのカーボンリムは、空力性能を考慮しながら軽量性との両立を狙ったもの。
平坦路で速度を維持したい場面はもちろん、登りも含めたさまざまなコースを想定した装備です。
また、実車をご覧いただくと分かるのですが、リム表面には独特のカーボン模様が見られます。
この仕上げも、SPECIALISSIMA PROの印象を引き締めています。
走行性能だけでなく、車体全体のデザインにも大きく影響しているパーツです。
「ヒルクライム専用ではなく、どんな道も楽しみたい」
そんなライダーにとって、注目したい装備ではないでしょうか。
04|一体型ハンドルが生み出す、美しいフロント周り。
SPECIALISSIMA PROには、Reparto Corseのカーボン一体型ハンドルを採用しています。
ハンドルとステムが一体になった構造は、空力性能や剛性を考慮したレーシングバイクらしい装備です。
しかし、ぜひ実車を見ていただきたい理由は、それだけではありません。


正面から眺めると、ハンドルからヘッドチューブへとつながる一体感のあるデザイン。
ケーブル類も内装され、非常にすっきりとした印象に仕上がっています。
ロードバイクは乗っている時間だけが楽しみではありません。
走り終わってから車体を眺めたり、写真を撮ったり。
そんな時間も、所有する喜びの一つだと思います。
ただし、一体型ハンドルは一般的な別体式と比較して、ハンドル幅やステム長の変更に制約が生じる場合があります。
購入をご検討される際は、ポジションをしっかり確認していただきたい部分でもあります。
05|見えないところにも目を向けてみる。
こちらはリアエンド周辺の写真です。
新型SPECIALISSIMA PROのリアディレイラーには、SHIMANO ULTEGRA Di2を採用。
また、リアエンドにはUDH規格が採用されています。
UDHとは「Universal Derailleur Hanger」の略称で、リアディレイラーハンガーの規格です。
交換部品の共通化などを目的として生まれた規格ですが、採用車体や組み合わせるディレイラーによって互換性の確認が必要です。
普段はあまり注目することのない場所ですが、こうした細かな部分にも新型らしい設計が見られます。
ロードバイクに詳しい方はもちろん、初めて高性能なロードバイクを検討される方にも、ぜひ知っていただきたい部分です。

06|ULTEGRA Di2。レースをしない人にも電動変速は魅力的。

コンポーネントにはSHIMANO ULTEGRA Di2を採用しています。
電動変速の魅力は、スイッチ操作で変速できること。
機械式変速とは異なり、ワイヤーを引くための大きな操作を必要としません。
例えば、長い登りで疲れてきたとき。
少しギアを軽くしたい場面でも、指先の操作で変速できます。
また、SPECIALISSIMA PROのギア構成にも注目してみましょう。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| フロント | 52×36T |
| リア | 11-34T |
| 変速 | 2×12速 |
最上位モデルのRCは11-30Tですが、PROでは11-34Tを採用。
RCよりも軽いギア比を選択できる構成です。
ただし、スタンダードモデルのSPECIALISSIMAは50×34T、11-36Tを採用しているため、より軽いギアを選択できます。
競技性能を備えたロードバイクだからといって、常に速く走る必要はありません。
頑張りたい日は頑張る。
景色を楽しみたい日は、のんびり走る。
自分のペースで走れることも、ロードバイクの楽しさだと思います。
07|サドルにも、PROらしいこだわり。
サドルには、Prologo Nago R4 PASを採用。
Nackカーボンレールを採用した、重量156gの軽量サドルです。
シリーズ最上位のRCには119gのLightweight仕様が採用されていますが、PROにも軽量なサドルが標準装備されています。
サドルは、ロードバイクの乗り心地を大きく左右する重要なパーツです。
ただし、軽量なサドルがすべての人にとって快適とは限りません。
骨盤の幅や前傾姿勢、乗車時間によっても相性は異なります。
実際に乗り始めてから、自分に合ったものを探していくのも、ロードバイクを楽しむ一つの過程です。

08|チェレステとブルー。実車だからこそ伝わるカラーリング。

今回入荷した車体の魅力を語るうえで、やはり外せないのがカラーリングです。
鮮やかなチェレステと、落ち着いた深いブルー。
その切り替えが、フレームの立体的な形状をより際立たせています。
SPECIALISSIMA PRO シートステー
シートチューブ周辺には、小さなイタリアントリコロール。
主張しすぎないデザインですが、こうした細かな部分にビアンキらしさを感じます。
車体全体を眺めているときと、各部に近づいて見たときでは、また違った印象を受ける一台です。
性能だけで選ぶのもロードバイクの楽しさですが、「このデザインが好き」という直感も大切にしていただきたいと思います。
09|SPECIALISSIMA RCとの違いを、もう少しだけ。
ここまでご紹介してきたSPECIALISSIMA PRO。
では、シリーズ最高峰のRCとは何が違うのでしょうか。
主な違いを整理してみました。
| 比較項目 | RC | PRO | 無印 |
|---|---|---|---|
| フレーム重量 | 750g | 850g | 850g |
| フレーム(カウンターヴェイル) | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
| フォーク(カウンターヴェイル) | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
| コンポ | DURA-ACE Di2 | ULTEGRA Di2 | 105 Di2 |
| ホイール | RC 49R | RC 49R | Bianchi B 49R |
| パワーメーター | 両側計測 | 片側計測 | 非搭載 |
| リアカセット | 11-30T | 11-34T | 11-36T |
| 税込価格 | 1,897,500円 | 1,398,100円 | 953,700円 |
RCは軽量性や装備を徹底的に追求したシリーズ最高峰モデル。
一方のPROは、RCと同じホイールを採用しながら、フレームにもCountervailを搭載しています。
約50万円の価格差がありますが、単純に上下関係だけで考える必要はありません。
何を大切にして、どのような走りを楽しみたいのか。
その視点で比較していただくと、両モデルの個性が見えてくると思います。
10|この一台と、どこへ行こう。
SPECIALISSIMA PROは、高い競技性能を求めるライダーに向けて設計されたロードバイクです。
しかし、競技に出場しなければ、その性能を楽しめないということはありません。
休日の朝、少し早起きをして峠へ向かう。
いつもより遠くのカフェまで走ってみる。
これまで挑戦したことのなかった距離を目指してみる。
あるいは、目的地を決めずに、気の向くまま走ってみるのもいいかもしれません。
私自身、ロードバイクの楽しさは速さやタイムだけではないと感じています。
きれいな景色に出会えたり、頑張って登った先で達成感を味わえたり。
走り終わった後の食事がおいしかったり。
そんな一日を、ともに過ごす相棒としてロードバイクを選ぶのも、とても素敵なことだと思います。
速さを求める日も、景色を楽しむ日も。
SPECIALISSIMA PROは、そんなさまざまな走り方を受け止めてくれる可能性を秘めた一台です。

新型SPECIALISSIMA PRO 製品情報
NEW ARRIVAL

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO
SHIMANO ULTEGRA Di2 12SP
¥1,398,100 税込
| 項目 | スペック |
|---|---|
| フレーム | カーボン/Countervail |
| フレーム重量 | 850g(55cm) |
| フォーク | Countervail搭載 |
| コンポーネント | ULTEGRA Di2 |
| ホイール | Reparto Corse RC 49R |
| タイヤ | Continental GP5000S TR 30C |
| パワーメーター | 4iiii Precision 3 |
| 国内サイズ | 47/50/53/55/57 |
| 国内カラー | JB – Petrolium Celeste – Metallic Celeste [Glossy] JD – Carbon UD – Iridescent Blue [Glossy] JU – Carbon UD – White [Glossy] |
メーカー希望小売価格:税抜1,271,000円。仕様・価格はご提供の国内展開比較表に基づきます。入荷車体のサイズ・カラーおよび販売状況は店頭にてご確認ください。
最後に|ぜひ実車をご覧ください。
今回ご紹介した新型SPECIALISSIMA PRO。
写真を通して、その魅力が少しでも伝わっていればうれしく思います。
実車は写真とはまた違った印象があります。
カラーの質感やフレームの造形、カーボンホイールの存在感など、ぜひ実際にご覧いただきたいポイントがたくさんあります。
競技をされている方はもちろん、これからロングライドやヒルクライムを楽しみたい方、いつかは特別な一台に乗ってみたいと考えている方も大歓迎です。
「自分の乗り方に合っているのかな?」
そんなご相談も、お気軽にスタッフへお声がけください。
皆さまのご来店をお待ちしております。

