いつもブログをご覧いただきありがとうございます。ビアンキ大阪店のS山です。

今回は、現在ワイズロード大阪本館にて10月20日まで試乗車展開しているOltre RACEのキャラクターを紹介。

実戦型エアロの叛逆児

ハイエンドに挑む価格帯ながら、性能は本格派。“価格破壊”の意味も込めた挑戦者の姿勢で異名をつけてみましたwww

キャラクターリスティック

Shimano 105(12速)油圧ディスクブレーキ搭載
街乗りからレースまで対応可能なスペック。スムーズな変速と制動力が魅力。

セミフル内装ケーブル設計
ケーブル類はステム下でまとめられ、空力性能を損なわずメンテナンス性も確保。

Velomann製パーツで統一
ハンドル、ステム、シートポスト、サドルなどを同ブランドで揃え、統一感と性能を両立。

価格:税込437,800円
上位モデルの半額以下で、エアロロードの世界観を体感できる。

✅ 良い点

空力性能が高く、巡航が快適
向かい風でも失速感が少なく、集団走行やサーキットでの耐久レースにも対応。

サイズ展開が豊富(44〜57cm)
小柄なライダーにも対応し、フィッティングの自由度が高い。

直進安定性が高く、平地での走行が快適
ホイールベースが長めで、ロングライドや高速巡航に向いている。

⚠️ 気になる点

軽量性では上位モデルに劣る
フレームやホイールの重量は上位グレードのRCやPROに比べてやや重め。ヒルクライムや峠道では、軽量バイクと比べて脚に負担を感じる場面も。

空力性能は“本気仕様”ではない
エアディフレクターなどの革新的な空力パーツは非搭載。平地巡航は快適だが、空力を極限まで求めるライダーには物足りない可能性あり。

パーツ構成にやや妥協感あり
Velomann製ホイールやパーツはコストパフォーマンスに優れる一方、ハイエンド志向のライダーにはアップグレード欲が湧くかも。特にホイールの重量や剛性は好みが分かれる。

ただぁ気なる点をこのままにしていたらもったいない!

なので、改善改良をご提案いたします。

🔧 OLTRE RACEの気になる点と改善・改良案

  • 改善案:Velomann製ホイールを軽量なカーボンホイール(例:Campagnolo Bora WTO、FULCRUM SPEEDなど)に交換することで、登坂時の反応性と加速性が向上。
  • 補足:ホイール交換は最も効果的なアップグレード。ヒルクライム志向の方には特におすすめ。
  • 改善案:低スタックなポジション設定や、エアロ形状のDHバー・ボトルケージを導入することで、空力性能を補強。
  • 補足:セミ内装ケーブル設計なので、ポジション変更やDHバー装着が比較的容易。
  • 改善案:ステム・ハンドル・サドルなどを好みに合わせて交換。特にハンドルはエアロ形状のものにすることで、見た目と性能を両立。
  • 補足:初期構成でも十分だが、ライダーの成長に合わせて“育てるバイク”として楽しめる。
  • 改善案:バーテープやボトル、サドルバッグなどのカラーコーディネートで“自分だけのOLTRE”を演出。
  • 補足:RCと同じチェレステカラーを選べば、見た目の差はほぼ気にならないレベルに。

✨ まとめ:OLTRE RACEは“育てる楽しさ”がある!

初期状態でも十分な性能を持ちつつ、ライダーのスタイルや目的に応じてカスタムできるのがOltre RACEの魅力。「完成された一台」ではなく、「理想に近づけていく一台」として、長く付き合えるバイクです。

🎯 OLTRE RACEはこんなサイクリストにささるかも!

わたくし個人的には、型にはまらず自転車を選んでいただきたいと思っていますが、これを言ってしまうと、ロードバイクを始めたい人や、どれにしたらいいのかわからない人は、とても悩んでしまい、脳内がオーバーヒート状態になってしまっております。

参考までにご紹介いたします。

  • フルカーボンフレーム+Shimano 105(12速)で、価格以上の性能。
  • 見た目も本格的で、所有欲を満たしてくれる。
  • ロングライドやイベント参加を視野に入れたステップアップに最適。
  • 空力設計により、向かい風でも失速しにくく、巡航が快適。
  • 直進安定性が高く、長距離でも疲れにくい。
  • 上位モデルほど尖っていないため、扱いやすく、トレーニングやレース用にも使える。
  • メンテナンス性も高く、普段使いにも対応。
  • 上位モデルに酷似したデザインで、街中でも映える。
  • Bianchiらしい美しい造形とカラーリングが魅力。
  • セミ内装ケーブル設計でDHバーの取り付けも可能。
  • 輪行時の取り回しも比較的容易。

総評

OLTRE RACEは、Bianchiのエアロロードの世界観を“手の届く価格”で体感できるモデル。見た目の美しさ、空力性能、走行安定性を兼ね備え、初めてのロードバイクとしても、セカンドバイクとしても魅力的です。特に平地メインのロングライドやサーキットイベントに挑戦したい方には、最適な選択肢となります。


最後までブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今後もおススメモデルを良いところ、気になるところ含めてご紹介していきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

ビアンキ大阪店 S山